(興味津々なユキ。あんまり見ないであげてくれ。飼い主もね)
*チンチラの繁殖について思うこと
チンチラの繁殖について、素人が安易に繁殖させるべきではないと述べる専門家もいます。
昔、繁殖を専門に行っていた獣医師に聞いてみても、繁殖させるのは難しいと言っていました。
しかし、チンチラ飼いのブログを見ていたら可愛い子供が産まれていて、
チンチラの赤ちゃんを見てみたい!!という気持ちはよく分かります!
しかし、チンチラの妊娠・出産・子育ては人間と同じく、母親や飼い主(家族たち)にとって大きな
負担となることがあります。
もしチンチラが妊娠したら・・・以下のことが出来るか事前によく考えてみてください。
◆子育て用のケージ(隙間が小さいもの)を用意できるか
◆難産になった時にすぐに病院に連れて行くことができるか、
◆母親が育児放棄したり、おっぱいが足らない場合は人工保育することが出来るか
(よく母乳が出る乳首は2つ位しかなく、3匹以上産まれるとおっぱいが足らなくなることがあるようです。)
(ミルクは3,4時間おきに与える必要があります。離乳するまで約6週間
ミルクの後は、ぬるま湯で濡らしたガーゼなどでお尻を拭いて排尿・排便介助などもする)、
◆子供が大きくなった時のケージを用意できるか、
◆あるいは里親を見つけられるか(4匹産まれることもあります!)
◆人間に懐かない子供や持病がある子供だったとしても、責任を持って育てられるか…など
子供が大きくなった時のこともよく考える必要があります。
できちゃった婚させてしまったチンチラの飼い主が偉そうに語っています(^^;
でも苦労を分かってしまったからこそ、慎重になって頂きたいのです。
沢山のチンチラのお世話は本当に大変です!
母親にとってどれだけ妊娠が大変なことか分かりますし、
もう二度と繁殖させるつもりはありません^^;
小動物の中でもチンチラは長生きするので、10年、15年・・・面倒を見られるか。
下手すれば飼い主の方が先に病気で倒れてしまったり、
年老いてお世話するのに苦労したりなんてことにもなりかねません。
めちゃくちゃ可愛いのは子供の時のごく短い期間だけ・・・
結局チンチラ同士で仲良くし、飼い主には懐かない我が家のチンチラの子供。
↑個人的な感想であり、すべてのチンチラに当てはまりません(笑)
*チンチラのお見合い・交尾
仲の良い雄と雌が既に同じケージで暮らしている場合は、妊娠するのを待ちます…
別々に飼っている場合は、ケージ同士を隣合わせます。
互いが噛むことのできないように、間隔をあけます。
雄はしっぽを振ったり、鳴き声をあげて、雌に興味を持つようになるでしょう。
ケージ越しに匂いをかぎ合ったりして、興味を持つようになれば、順調かもしれません。
どちらかが威嚇するようならば、まだ同居は避けます。
ある日突然、オスがぷーぷー鳴いたり、しっぽを振ったりして
落ち着かない様子を見せることがあります。
メスが発情しているのかもしれません。
オスとメスを同じケージに入れてしばらく様子を見てみましょう。
オスがメスを追いかけ回して、交尾しようとします。
メスは逃げることもありますが、オスは必死で子孫を残そうと頑張ります。
メスがあまりにも抵抗して、お互いが傷つくようならば、一旦離した方が良いでしょう。
*チンチラが妊娠したら・・・
無事に交尾が終わった翌日辺りに、「膣栓」という白っぽいものが落ちているのを発見するかもしれません。
交尾の最後に雄が雌の膣に流し込んだ液体が、固まってそのうち自然に取れます。
チンチラが妊娠できたかどうかは、すぐには分かりません。
人間や犬猫のように「つわり」らしきものはなかったと思います。
1〜2日、食べることができなかったら命を落とすこともあるチンチラなので
つわりはないか、あったとしてもごく軽いのでしょうか…羨ましい
妊娠していると仮定して、交尾の日から2ヶ月程経ったら、
雌が横になって寝ている時間が増えたかな…?
餌を食べる量が増えたかな…?
以前と違う感じがしたような…定かではない^^;
期待するあまり、飼い主の想像妊娠ということもあり得ます^^
頻繁に体重を測って調べるという方もいるようですが、
母親のストレスになるので体重測定に慣れていない子はお勧めできません。
交尾の日から80日経った時には動物病院にて腹部エコーにて胎児の確認が出来ました。
「時期が早すぎるとエコーでも確認できないと思う。分かるのは2〜3ヶ月経ってからかなぁ・・・」と
事前に獣医さんに言われていたので、この時期に確認に行きました。
交尾から90日、100日と経つと、さすがに雌のお腹はふっくらしているのが分かります。
以前の写真と比べないと分からないという鈍感な飼い主も(TT)毎日見てますしね…。
エコーで胎児を確認できたら、子育て用のケージの準備、床材(柔らかい牧草など)、
小動物用の粉ミルク(人工哺乳用)を準備しておきます。
引用《Chinpedia チンペディア》より。 そんなものありません